2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

暴露の時代

私たちくらいの年齢になると、突発的な出来事が起こっても、一瞬は、動揺するが、 「なんでだろう?」と、落ち着いてくる。 大災害に、巻き込まれるのは別ではある。 人間の仕業や、人間関係の中の、揉め事は、 同じ人間同士なので、少しは当たりがつく。 小…

美しいタトゥー

おしゃれなケーキ屋さんの店先で、少し、物憂げな、目鼻立ちのすっきりした女の子が、アルプスの少女に出てくるような、可憐な制服に、身を包み、働いていた。 甘いものには目がない私は、そこの店の端正なフランス菓子に魅せられて、お茶を飲みがてら、よく…

優しさだけが、本当の介護じゃない

介護のヘルパーさんには、いろいろな個性の人がいる。 利用者さんの前に跪き、手を取り、スリスリする人。(ちょっと気持ち悪い・・・) 顔を見るなり、外国人のように、ハグして、自分が大喜びする人。(オーバーやん・・・) 半ば、引き気味で、ぺこんと挨…

肉体改造。

70年間、粗雑に扱い、放ったらかしにしてきて、ごめんなさいと、あやまりたい。 若い頃から、夏は紫外線に晒し、冬は薄着で、素足状態。 眠いと、そのまま朝まで眠り、固形石鹸に、化粧水一本で、始末する。 食べても太らない体質に、油物や、炭水化物を食…

いじめは100歳まで健在

昔のいじめっ子は、力持ちで、やんちゃな子であった。 教室の花瓶を壊したとか、前の席の女の子の背中に、毛虫を入れたとか、今なら、笑えるいじめである。 最近のいじめは、陰湿でかつ巧妙である。 だから、頭が良くないと、見事なまでのいじめは計画できな…

何を目指す?

子供達に、 「大きくなったら、何になりたい?」 と、聞くと、 「お医者さん」「電車の運転手さん」 「お母さん」など答える。 最近では、「芸能人」なども、増えた。 と言うように、固有名詞のものが多かったが、 混沌とした時代のせいか、様々である。 ま…

貴女を追っている人がいる

ざわついた、暴風雨の夜、暗い夏が、 湿った空気の中で、怯えている。 陽炎が飛び交う河面も、流れる水が、砕かれて 水しぶきを上げている。 風が、枝を投げつける音が、交錯する。 目の前に広がる川の乱舞する姿を眺めながら、 洗いかけていた、お皿を置い…

おむつ交換

赤ちゃんのおむつ交換ではない。 成人の排泄介助である。 まだ、右も左も分からなかった頃、 医療系の施設で、初めて、排泄介助という業務に、携わった。 女性は、赤ちゃんを育てた経験があるから、 「大丈夫ですよ。」と、看護部長が言ったのは、真っ赤な嘘…

こころの終活

生まれ出ずる国も、家族も選べないまま、 突然、この世に、生を受けた。 私が、親に頼んだわけではないし、 この両親の間にしか、私は、生まれることができなかったのは、事実である。 この地球上で、たった二人が、わたしを創作できたのは、奇跡以外にはな…

地球に守られて

地球に隕石が落ちるほど、危機感を煽るように、テレビが報道している。 有り余る食料に、どっぷり浸かっている日本人は、まずは、食料確保に走る。 洪水になれば、家中水浸しになって、食事どころではないが、とにかく、食べ物依存。 常日頃、最低限の食料し…

地球の過渡期

以前、タイに、何度か行ったことがあり、 まさに今、日本は、よく似た暑さである。 貧しい人々は、街の至る所で、仕事もせず、ぐったり座り込んでいた。 富裕層の人々は、冷凍庫のように、エアコンが、ガンガン効いた車や家の中で過ごしていた。 亜熱帯の気…

日本が消える日

人手不足を、どうしょうと、言ってる場合ではない。 戦後、日本人の努力によって、めざましく発展し、小さな国ではあったが、世界の中で、経済大国に、のし上がってきた。 そして、今では、70年の時を経て、ライフクオリティの低さにおいては、下から数え…

良い子、悪い子、普通の子

一昔前、テレビの人気番組で、こんな題名の、コメディがあったように記憶している。 ゲラゲラ笑える内容ではあったが、私の中では 笑えない思い出がある。 古いアルバムの中に、家族写真が、沢山ある。 どの写真を見ても、4人の子供たちの中で、 私だけが、…

反面教師

未だに、私の事を、「先生、お元気ですか」と、声をかけてくださる生徒さんたちがいる。 今から、考えれば、先生と呼ばれるほどの事を、教えては来なかったので、恥ずかしい。 専門的な技術は、少しは指導できたかもしれないが、人間としては、何ら、変わり…

200年寿命が欲しい

十数年前に、変形性股関節症と、診断され、 手術直前まで行き、やめた。 自分の肉体の、弱点として認め、今日まで、 大切に扱ってきた。 しかし、最近、「もはや、ここまでか」と、 認めざるを得ないほど、痛い。 科学や医学を、否定したわけでもなく、 タイ…

新しい波動に乗り移る時

確実に、地球の波動が、変化しているのを、 最近、強く感じている。 身体は動いてはいるが、心が引きこもりがちである。 無意識で、飛んでいた縄跳びが、足に引っかかるように、すべてが、ギクシャクしている。 信頼できる友人に相談したら、 「何にも、考え…

先祖が伝えたいこと。

お盆も終わり、先祖が来ていたのか、 帰ったのかは、定かではない。 何を伝えに来てるかを、そろそろ、 わからねばならない。 物言えぬ先祖も、言葉を発することもできず、さぞや、歯がゆい思い。 下界の、元家族を見れば、何一つ変わらず、 相変わらずの、…

芦屋の街から看板が消える?

確かに、芦屋の街は、景観が美しい。 小さな街であるから、行き届く事もできやすいのであろうが、どの場所にいても、北には山が、南には海が、そして、短い故に綺麗な水の芦屋川が、サラサラと流れている。 昔から、ほぼ、上流階級の方々の住まいや保養地な…

お金の価値観

「おこづかい」と、描かれたポチ袋に わずかばかりを入れて、親戚の子供達に、 渡したら、みんなニコニコ嬉しそうな顔をして 受け取った。 年に数回しか会わないので、いつの間に生まれたのかわからない子達もいて、今の子供達の、 流行りもわからず、ついつ…

我が家を明け渡す時。

苦労して建てたのか、簡単に手に入ったのか分からないが、大きくても小さくても、 我が家に執着している、独り暮らしの老人が多い。 「住み慣れた地域で、住み慣れた我が家で、 最期を迎えよう。」 少子高齢化で、介護保険も底をつき、改正を繰り返し、なん…

間も無く、お盆。

「今日から、三日間、家に帰られるから、お灯明は、点けとかんとね。」 幼かった頃は、誰が帰ってくるのか、分からなかった。 夏にお化けが出ると言うのは、幽霊になった先祖が、皆、お盆に帰ってくるからだったのか? 海外に行くと、外国の人から、 「何の…

90歳の勢い。

「お盆で、孫やひ孫が来るから、買い物に行って来るわ」 ちょっと待って! 思わず、何考えてるの? 命に関わる異常気象で、誰もが、大変な思いの中、93歳のお婆さんが、何を言いだすのん! 骨折して、退院後4ヶ月、ドクター、ナース、ヘルパーさん達に、…

完全主義者

停滞中の車の中で、息子が、貧乏ゆすり。 私に、似ているところもあるんだ。 さすが、私は貧乏ゆすりはしないが、 若い頃は、目をパチパチさせて、チィックが出ていたようである。 大人になるにつれ、いわゆるやばい状況になると、目を合わせず知らん顔です…

猛暑対策

深く、物事を、今は考えない。 考えられない事態になってしまった。 あのヨーロッパが、45度を越えたと、 発表された。 まるで天変地異が起こったような事態に、 原因も対策も、報道はされず、それっきり。 エアコンの効いた建物の中で、涼しい顔して 過ぎ…

平成生まれの若者に未来を託す

「ここ、繁華街?」 まだ7時にも、なっていないのに、人通りがない。 以前は、大阪でも、オシャレな雰囲気の街であったが、閑散としている。 猛暑のせいか、経済が低迷しているか、どちらかなと、考えながら通り過ぎた。 最近は、ネオンの光に比例して、店…