2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

彼女の背中に「天使の羽」を見た

いつもながら、 「両手いっぱい」お土産下げて、 彼女はやって来る。 「独居老人」の、 不自由さと、寂しさを、 充分、理解しての 「優しさ」である。 この気配りは、 「只者ではない」 若い頃は、 「大手」の旅行会社の、「添乗員」 「好奇心」と「元気さ」…

「人間関係論」が横たわる社会

仕事関係も、含めれば、 人生の中で、 どれ程の人に、出会ったか、 数知れず。 二歳くらいの頃に、 自分以外の、 「他者」の存在を知り、 「人間関係論」が、始まった。 父は、厳しく、怖い存在、 実母は、優しく、 四人の子供達は、生まれた順番、 家族から…

「我が正義」が、君臨している

「休日」には、 出かけずには、いられない、 「衝動」は、消滅している。 今日は、平日? それとも、休日? 祝日ならば、なんの日だっけ? と、いう様に、 時間が過ぎ、日々が過ぎ、 「一年」が、あっという間に、過ぎて行く。 高齢者の、日常は、 お日様の…

「脳の神秘」は、素晴らしいもの

眠りについた直後から、 「夢」が、始まる。 覚醒された、 現実の世界から、 「境界線」を越えて、夢の中、 脳に溜め込まれた、 「記憶」から、取り出された、 良き夢、悪き夢が、 「分別」されて行く。 もう少し、 味わいたい夢の続き、 観たくても、操作は…

「ミイラ取りが、ミイラに」なってはいけない

「騙し絵の様」な、 春の日差しの中に、 冷たい冬が、隠れている。 「早咲きの桜」を、見に行こう! 寒さで震えて、美学もなし、 「クーポン」で、温泉旅行! レジオネラ菌の湯には、癒し無し、 マンガチックな、 「似非」メディア報道、 エビデンスを持たな…

「ねばならない」呪縛に、

「母を看取った後、 僕は、自殺を考えています」 「研修授業」を、終えた私に、 唐突に、 一人の青年が、声をかけてきた。 「振替授業」で、 今日だけの生徒であり、 初めて出会い、 名前も知らない人であった。 話の内容が、 「尋常」ではなく、 立ち止まり…

「リスキリング」は「きっかけ」に過ぎない

「リスキリング」の、 相談を受ける事が、増えてきた。 混迷の時代、 将来の不安もあり、 さりとて、 そう簡単には、今の職場を、 辞めるわけにはいかず。 「ブルーワーカー」も、 「ホワイトカラー」も、 昔は、3Kと言われたり、 今は、6Kとまで、言わ…

「取り戻せない、大切な時間」

窓から、差し込む、 温かな日差しに、 騙されて、 いつもより、薄着の装い。 唐突に、 「春一番」の、 突風に、見舞われて、 引き戻すこともできずに、 狼狽えている。 今更、 止めるわけにもいかず、 老骨に鞭打って、 目的地まで、「歩こう!」 雨にも負け…

「当たり前」の事が「非当たり前」になる日

かつて、日本は、 「日いづる国」と、言われ、 当時の大国である中国に、 対抗した、歴史的経緯がある。 その言葉通りに、 世界の中で、最も 「豊かな国」としての、 歴史を、刻んだのである。 天井を突き抜けるほどの、 「平和」がもたらしたものは、 何だ…

人の首には」マイナンバーカード」ペットの首には「マイクロチップ」

「冬舞台」の、 最後の緞帳が、降りる前の、 素晴らしい雪景色が、 映し出されている。 まもなく、始まる、 桜舞い散る、、 「春の舞台」が、 舞台袖で、控えている。 移り変わる、 四季折々の「自然の美学」を、 打ち破る様に、 燃え盛る、火の粉の中を、 …

「ひよこ食い」って?

「ひよこ食い」って、 何とも、不気味で、 不愉快な言葉である。 巷では、 国家資格に、合格した、 「士業」の人達に対して、 高額の「有料セミナー」の、 ビジネスが、横行していると、 友人から、聞いた。 社会人としての、 若者達の「デビュー」に、 専門…

悲しみの「曲がり角」に立っている

「ぺっしゃんこ」に、 潰れた、誰かのハート、 「落とし物ですよー」って、 声が、聞こえる。 見つからない様に、 「知らんぷりして」 歩いていたら、 「私のだって」分からないはず。 「捨てられた」ハートに、 胸一杯、吸い込んだ、 暖かな息を、吹き込ん…

「楽しみ事」が、減ってゆく

「ほったらかしていた」 伸びた、髪の毛を、 バッサリと、短く切ったら、 心までも、軽くなった。 コロナ前までは、 外出も多く、 「身だしなみ」も、人並みであったが、 長い「巣ごもり」状況の中で 怠惰になっていた。 いつのまにか、 「生きにくい」世の…

「生きてさえいれば」

「追いついた春」に、 「往生際の悪い冬」が、 未だ、居座っている。 「待ちきれない」、 梅や桜の花の便りが、 チラホラと、聞こえて来る。 人は、 どれほどの、逆境の中からでも、 立ち上がり、未来へと向かう。 「見えない」ウイルスと、戦い、 「飛んで…

「誰かの優しい手」が、必要となる日

「大丈夫、心配しないで!」 人の優しい言葉が、 嬉しくて、 当てにはしないが、 安心している私がいた。 「この歳」になると、 風の便りで、聞こえて来るのは、 友人や、知り合いの、 「不幸」や「病気」 自分の目の前に、 置かれた現実は、避けようもない…

「一過性全健忘」で、失った時間

嫌な人、 嫌な出来事、 「忘れたら、楽になる」とは、 言い難い病気がある。 歳を取ると、 「物忘れ」 「記憶障害」 認知症の症状の一つである。 「階段」を、 ゆっくりと降りてゆく様に、 症状が進むので、 本人も、周りも過酷な状況ではない。 「一過性全…

「秘密の呪縛」からの解放

私は、 呆れるほどに、 「脆弱」な、人間である。 歳を重ねる度に、 「秘密」が、増えていく。 もちろん、若い時ほど、 「ダイナミック」で、 「ドラマティック」では無い。 今は、 「秘密」になるほど、 誰も、興味は示さないし、 「落としいれる」ネタにも…

「ガラス越し」の、別世界

青い、夜明けに、 粉雪が、 うっすらと積もった、屋根越しに、 「三日月」が、 惜しむ様に、佇んでいる。 人間の正気を、疑うほどの、 歴史の、過渡期に立つ、 「ガラス越し」の、別世界。 束の間の、 「安堵感」の風が、 疲れた心に、心地よく、 吹いてくる…

「引きの美学」が、残っているはず

人は、 「剥き出しの、欲求」を、 無意識に、 押さえながら、生きている。 そんな、 「控えめな姿」に、 美意識は、現れる。 物心ついた頃から、 自分の周りを、見つめ続けて、 「生き方」を、「生き様」を、 身につけてゆく。 家庭の中にも、 学校の中にも…

キャリアウーマン」と、認められる日

目の前にある、 障害物を、クリアして行くと、 気がつけば、 「講師」になっていた。 「なりたくて」 努力したわけでは無く、 階段を、上がって行ったら 結果として、そう成ったのである。 振り返れば、 世の為、人の為に、 「何かをせねば」など、 大それた…

悲劇の場所で、神様の風が吹く

倒壊した、 「瓦礫」を集め、火を起こし、 「積もった雪」を、飲み水に。 絶望の中から、 奇跡の様に、 子どもたちの命が、甦る。 目を覆いたくなる程の、 惨劇に、 苦しみと、悲しみが、伝わってくる。 「大震災」の、 恐ろしさは、 経験したものでしか、分…

誰もが「考える事」から、始めれば

何度も、何度も、 騙し討ちの様な、 「春日れた」お天気に、 うんざり気味。 その内、 桜の花を、咲かせて、 粉雪が、吹いてくる。 いつも通りの、 「土拍子」な、冬の悪戯。 沈み込んでゆく、 「心の雫」を、 少しずつ、掌に受け止めて、 太陽に翳してみれ…

「私」に、出会えた夢の中

朝、目覚めたら、 「夢」を、思い出せない。 確かに、 ドラマチックで、印象深い、 「夢」を、忘れている。 今朝は、 不思議と、「夜見た夢」が、 蘇ってきた。 何処かの帰り道、 「タクシー」を、捕まえようと、 広い道路に出たが、 人々が、 同じ思いで、…

「結構毛だらけ、猫灰だらけ」

大雪が、降るたびに、 大雨が降るたびに、 「警報級」の、報道がされる。 もちろん、 軽んじれば、生死に関わるが、 危険予測は、 個人でするしかないのである。 ミサイルが、 飛んでくるわけではなく、 大地震で、 生死を彷徨っているわけでもなく、 自覚の…

「生死の境界線」で自己決定

治療法は、 「手術です」と、 ドクターから言われたら、 「即答」できるかは、疑問である。 ドクターとは、 長い付き合いで、 「信頼」はあるが、 「お任せします」とは すぐには、言えない。 悪い物を、 取ったり、切ったりは、 「致し方なし」 と、観念す…

儚い、感傷的な「心模様」

豪華で、華麗な、 お花が、並ぶ、 「お高そうな」花屋さん、 暖かそうな、 ショーウィンドウから、 道路側に、出された、 「ショボイ」、季節外れの、 白いシクラメン、 「冬の花」のイメージで、 クリスマスから、お正月にかけて、 カフェや、レストラン、 …

医学的な判断の「心療内科」はありがたい

真夜中、 何度も、眼が覚めるが、 朝までは、まだ長い。 「うつ病」を、背負って、 毎夜、不眠症が続いているが、 一日、24時間、 眠りたい時に、眠れば良いと、 自分なりに、処置している。 自称「うつ病」で、 心療内科のドクターからは、 病名は聞いて…

「人間冥利」に尽きるもの

後ろから、 必死で、「走って来る春」が、 嬉しくて、 「今日の冷たさ」に、喜びを感じる、 誰よりも、 「早く咲こう」とする、桜の蕾が、 愛おしい。 歳を重ねて、 幸せの基準も、 不幸せの基準も、変化してゆく。 自分の存在が、 誰かを「幸せ」にしたり、…

「降り掛かる火の粉」は、どうする?

「降り掛かる火の粉は、 振り払わなければならない」 体育系中学校の、 入学式の校長の挨拶。 その言葉を、 50数年を経ても、 「忘れない」と、 友人から聞いた事がある。 一貫して、 「子女育成」を、方針とする、 女子校しか知らない私には、 「過激な言…

「地図」から消えた、あの場所へ

振り返れば、 「春の気配」を感じる、朝、 冷たい風の吹く中で 自然の樹々に、芽吹きが始まる。 待って、待ちくたびれる、 人の心より、 何が起こっても、 「約束を違わない」、四季の移り変わり。 冷たさの中で、 自ら、吐く息が暖かく、 掌から溢れでる。 …