誰も待ってはいませんが、
ブログから、足を洗って、早一年。
365日書き綴ったブログを、プリントアウトしたら、一冊のエッセイ本くらいにはなるかも。
誰にも読まれず、誰も買わずなので、
本屋には並びません。
1年間の心模様が、カルテのように記されているので
認知症気味の私にとっては、
こんなこと考えとったんかと、思い出せて有難い。
絵空事のような日常、浮ついた綺麗事の思考、
いかにのんびりと人事の様に生きて来たかを
痛感する。
前触れもなく襲ってきたコロナウイルス。
一瞬で螺旋から吹き飛ばされて、
何処に掘り出されたかも分からない世界。
船は大きく左に旋回し始めた事に、
戸惑い、恐怖に襲われる日々の中で、
見えないウイルスによって、見えてきた大切な事。
残された人生の中で、この悲壮な時間を、
味わえた事は、良かったかも知れないと、
思い始めている私がいる。