コロナで、山姥になった。

非常事態宣言から、数ヶ月ほっといたら、

髪の毛が、山姥みたいになっていた。

なぜか、白髪の勢いがすごく、生き物のように

増殖している、

 

で、久しぶりに美容院に、行こう!

カットは、一つ間違えたら、

「切らなきゃ、良かった」と、後悔する。

 

誰でもいいわけではなく、

この私のひどい頭を、蘇らせてくれるのは、

一人だけ、芦屋で有名な老舗の美容院に。

 

バリバリ仕事をしていた頃は、ここで、

頭だけは、口出しもせず、お任せしていた。

鏡を通しての付き合いは、50年になる。

 

彼女のカットの仕方は、髪の毛を見ずに、

鏡の中に、カットした私をイメージして

絵を描くように、ハサミを入れてゆく。

 

女性の髪の毛を切るときの心模様を、

汲み取るように、大切に扱う。

あっという間に、白髪の山姥は、

パリのマダムに、早変わり。

(自分で言うのも、なんですが)

 

コロナウイルスからの、第一段階の脱却。

暮らしを変容し、新しい生き方を、

進めていくには、私達高齢者には、

勢いが、必要である。

 

戦場に行くには、男は鎧兜。

女は、ヘヤーカットにファッションである。

春を飛び越えて、夏のドレスを👗、

探しに行こう!

 

間も無くやってくるコロナ第二段を

迎え撃つために。