嫁への願い。

最近は、男性も家事をする人が多い。

一人暮らしの男性の家は、

敷きっぱなしの汚い布団、

食べ残しのカップラーメン、

山積みになった食器、

のイメージがあった。

 

しかし、今は、デザイン性の家具、調度品、

ピカピカのシンク。

母親が、月に一回掃除に行く事も無し。

 

その反対で、女性でも、掃除はしない、

料理もしない人が増えているようだ。

一見女の子らしい部屋で、小綺麗に見えるが、

コンセントには、埃が溜まり、

トイレ等、プライバシーの場所は凄まじい。

 

私にも、まだ未婚の息子がいる。

出来るならば、願いは一つ。

「綺麗好き」で、あって欲しい。

 

容姿端麗、頭脳明晰であっても、

不衛生なことに平気な人は、叶わん。

と、大概の姑は思っている。

 

部屋の中で買うペットも、

昔なら、犬猫どまり。

鳥の放飼は目を瞑るが、でかいネズミ?

から、爬虫類まで一緒に寝泊り。

 

昔から、私は、

「部屋の掃除は勝手にせんといて!」

と、息子に言われ、

「俺のものは勝手に触るな!」

と、夫に言われていた。

物が散らかり、汚れているものに、

どうにも我慢ならない性格であった。

 

しかし、歳を重ねて、

「掃除くらいしなくても、死なへんかも!」

「片付けられない理由もあるかも!」

と、思うようになってきた。

 

掃除をしない=性格悪い

ではないことに気づいたのである。

そんなこと以外に、人にはそれぞれの、

良いところがある。

 

現に、私は一生懸命家事はしたけど、

家族を、本当に理解して、愛さなかったかも。

これは、掃除をするとかしないより、

大きな問題である。