コロナ崩れ

気がつけば、体形が崩れていた。

久しぶりに、自粛解除になり、

お出かけ用の服を着たら、何だかきつい。

ストレスで食べて、運動しない結果である。

 

次に、未来の計画が崩れていた。

日本だけの被害ではなく、世界中の、

パンデミックである。

国から国への支援は全くない。

先ず、自国を守ることが優先される。

 

最後に、心のバランスが、崩れていた。

コロナウイルス感染のニュースから、

テレビを通しての情報しかない。

有事の時には、メディアの存在は大きい。

 

未曾有の出来事に、政府も行政も、

二転三転の大騒ぎ。

伝える方も伝えられる方も、

何がなんだかわからないまま振り回される。

 

桜どころではない春を飛び越え、

梅雨も初夏もいっしょくたの今がある。

少し落ち着いた時には、

津波被害のような、凄まじさを見ている。

 

「売上が、1割しかない。もう限界です!」

商売人の叫びと訴え。

「持ち堪えられず、倒産を余儀なくされた!」

まさかと思われるほどの一流企業の崩壊。

 

働きたくないのではなく、

働く場所を失った人達の不安と恐怖。

子供たちの教育まで、変えてしまったコロナ。

 

わずかな貯金と年金で、老後を乗り越えて、

生きていこうとしていた高齢者達にすれば、

国の支援と、若い人達の力がなくなれば、

安心も安全も吹き飛んでしまう。

 

それでも、人々は狂気の沙汰の中を、

バランスを保ちながら進んでいる。

第2波、第3波を覚悟して、歩んでいる。

 

大切な日本の国のために、

大切な家族のために、

生きてさえいれば、人は頑張れるのである。