コロナ以外のソーシャルディスタンス

身の置きどころがない。

身体がだるい。

不安が募る。

思考が散在する。

 

まだまだあるが、これらの症状は、

心身症の一部である。

 

疲れてるわけでもなく、体調が悪くも無いのに

突然、その恐怖は襲って来る。

 

一人でソファに横になりながらTVを見ていた時

何かが頭の上に降りてきた。

取り乱したくないと思えば思うほど、

心臓は高鳴り、脈は早くなる。

このまま死ぬのではないかと恐怖に陥る。

 

当時は、心療内科などなく、

内科のお医者様から、自立神経症との、

説明を受ける。

今で言う「パニック症」だったと思う。

 

その時から自分自身の内的なものを、

深く考え、行為行動にも客観的思考で、

見る様になった。

 

安定剤は飲まず、お守りがわりに

お財布の中に、入れていた。

海外の仕事では、飛行機の密室が怖かったり、

知らない場所も不安なはずが、

何故か、どこの国に行っても発作は起こらず

すこぶる体調は良くなるのです。

 

日本の中の、現実から離れることや、

美しい風景、自由な文化に触れて、

自分自身の心を、自分で縛っていた事に、

気づいたのです。

 

何が動機で、何が原因かが分かれば、

防御することができると判断したのです。

しかし、忘れた頃に、発作は出て、

その事に出会った時の反応であると、

その都度対処し、受け止めてきました。

 

何十年の付き合いではあるが、

この神経であるが故の徳もあり、

今では「致し方なし」として、

私の個性になりました。

 

その特技は、危険因子を直感で感じるので

「この人、やばいかも」と感じると、

人との、ソーシャルディスタンスを、

とっていたかもしれません。