幕府の残像

これだけの不手際がありながら、

それでも印鑑。

それでも紙物。

と言う人たちがいる。

殆どが、公務員である。

 

私も、公務員の端くれであったが、

何処の公的機関に行っても、

手書きの記述書類が出てくる。

 

どう見ても読めないような汚い字!

立派な机の上に、立派なパソコンもあり、

デジタル化に向けて、ICTを目指して、

一目瞭然の連携体制を目指すと言ったのは、

誰ですか?

 

幕府の残像が、脈々と続く行政。

有事が起こって、

暴露されていくていたらく。

 

コロナが起ころうが、震災が起ころうが、

公務員だけは、給与も休日も変わらない。

それらを司る親方日の丸が、

「スピーディに、皆様の元へ」

と、どんな顔して言うてんのか?

 

市役所の中に、あれほどの人数の職員がいて、

「お役所仕事」と皮肉を言われて、

恥はないのか?

そのくせ、保険料やらのお金の請求は、

家族が亡くなっていても、容赦しない。

 

そんな時は、もう少し配慮したらどうですか?

相談に行ったら、追い返す口実を考えず、

真摯に対応出来ませんか?

 

以前、ある田舎の役所に、

弱者の代理で、伺ったら、

社会福祉士のカードを胸につけた人が対応。

 

ああでもない、こうでもないと、

否定ばかりをされたので、

「貴方は誰ですか?

もう一度、社会福祉概論を見なおせ!」

と、物申したことがある。

 

そしたら、いきなり直立不動して、

机におでこを何度も打ちつけて、

泣きながら、謝られたことがある。

 

こんな人が、相談窓口にいて、

大丈夫かいな?

助けられる人も、これでは助からん!

と、思ったことは確かなり。

 

命を預けて、乗った船が、

沈没しないことを、祈るのみ。