「引き篭り」と言う言葉は、
一体、誰が考えたのだろう?
人間に対して、失礼な言葉である。
本人は、引いて籠もっているわけではない。
その場所が、最も安全であり、機能的な、
安心できる基地だからである。
なぜか、小さい頃から、集団の中に行くと、
あちこちから、弾がとんできて、
「危ないぞ!」
と、逃げるが勝ちで、基地にいる。
昔なら、家にいても、暇をつぶすには、
本が音楽くらいしか無かったけれど、
今は違う。
パソコン、スマホ、DVD、ゲームなど、
情報はいち早くキャッチ出来るし、
感性を豊かに出来る映画も見れる。
今なら、コロナのおかげで、
オンライン授業に、リモート婚活。
そして、食事はデリバリー!
難を言えば、
運動不足になって、筋肉は落ちますよ。
そして、太るのです。
幸いな家族が、
貴方が基地にいてくれて、
「生きてさえいてくれたら、嬉しい!」
と言う人達なら、貴方は「引き篭り」とは、
呼ばれないのです。
皆んなと違う生き方は、山ほどある。
本当の学びはどこにでもある。
すぐに戻れる安全な基地があるのだから、
冒険にも行けるし、戦場にも行ける。
嫌なら、不安になったら、
すぐに戻れる温かな温もりのある部屋。
「無事に帰ってくれて、ありがとう!」
と、言ってくれる人がいる場所。
身体も心も強くなって、
「もう、いいかい」
「もう、いいよ」
と、声が聞こえたら、探しに行こう!
まだまだ、気が遠くなるほど、時間はある。
必ず、貴方が気づけるチャンスはある。
その日のために、
準備と、心構えは、十分しておこう。
浦島太郎にだけはならないでほしい。