人間の奇跡

梅雨明けを象徴するように、

雷が、空を走る。

有り余る宇宙のエネルギーが、

人間社会の脆さを嘲笑う。

 

「もう、勘弁してよ」

と、言いたくなるほど、

災難は終わらない。

 

甘くて、呑気な日本人も、

今回の、コロナに関わる被害には、

うんざりを通り越して、

精神までも、不安定。

 

政府も、メディアも、

負の連鎖を打ち消すように、

的外れのキャンペーンや、

お笑い芸人を引っ張り出す番組などを、

打ち出すが、下降線は止まらない

 

大企業の桁外れの赤字が報道され、

日本経済も、先行き真っ暗状態。

こんな時代には、小さな会社も行き詰まり、

「夜逃げ」が、横行する。

 

「給料未払!社長が逃げた!」

なら、まだいいが、

責任取れず、「一家心中」悲惨な結末。

 

今回だけは、正々堂々、

「コロナ倒産」の理由付けがあったので、

そんな悲劇のニュースが聞こえてこないだけ、

良かったと思っている。

 

命さえあれば、

日本のお財布が、すっからかんになっても、

希望は失わないのである。

奇跡は、人間が作り出すものと、

今でも、信じているのです。