甘酸っぱい初恋は、アニメの世界

富裕層の中高生の娘さんを持つ、

ママ友の、悩みを聞いたことがある。

私達の年代では、想像もつかない悩みである。

 

もはや、テレビっ子と言われていた、

子供たちは過去の事。

今や、SNSっ子というのでしょうか?

 

個人情報じゃじゃ漏れもあり、

通帳からお金が引き出されたり、

誹謗中傷で、命を絶たれた人たちもいる。

 

反対に

自分を売り込んだり、

パフォーマンスの道具になったり、

使い道は様々である。

 

便利さもあり、小さな頃から、

親も子供にスマホを与える。

打てば出てくる情報を出してる方は、

相手が子供であろうが、おかまいなし。

 

一昔前は、

心や身体が成長していく過程は、

自分の姿、形で学んでゆく。

自分を知り、相手に興味を持つのである。

 

そんな自然の摂理に反して、

子供達は、大人になる前に、大人の世界を、

垣間見る。

順序を飛ばして、間違った形で、

そんな世界が膨大になってゆく。

 

中高生ともなれば、

アンバランスな時期でもあり、

危うい境界線を越えてしまう子供達もいる。

 

親に隠れて、

怪しげな雑誌を、ベッドの下に隠して、

ドキドキしながら見ていた男子は、

まだ可愛らしいもんである。

親も、「まあ、健康な証拠」と諦める。

 

しかし、

男子だけではなく、

おませな女子は、

「甘酸っぱい、初恋」など、アニメの世界。

いきなり、大人の関係に陥る子もいる。

 

彼氏の裸の写真が、ネット上で流れるらしい。

娘の親達は、絶句!するが、

「さもありなん」と、反論できず。

誰が登場しても、誰が見ても不思議ではない。

 

若い頃、欧米に行くと、

「女性の美しさは、18歳がピーク」

とか、

10歳くらいから、

「マドモアゼル」と、もてはやす。

 

その頃の日本では、

「まだ、おねしょしてる子が生意気な!」

と、笑われていた。

 

女の子は逞しく、

男の子は優しくなった、今の時代、

もう昭和生まれのママ達でさえ、

ついていけない時代になったのである。