一人ぼっちの貴女へ

失恋は、若い時に、いっぱいして欲しい。

恋を失うって、まやかしの言葉。

若さから、失うものなどないのです。

 

失恋を重ね、歳を重ねながら、

本物の恋になってゆく。

人を恋しいと思う気持ちを温めて、

愛が生まれる。

 

すれ違っただけの恋、

さよならを言うための恋、

一人ぼっちの恋、

告白のない恋、

これらを、失恋と言うならば、

人は生きて、どれだけ恋をするの?

 

「愛してる」

「好きだよ」

「一緒にいたい」

恋愛ゲームの上がりは失恋。

 

100年生きても、

唯一無二の人に出会えるかは、補償はない。

宇宙時間から言えば、

3000年は待たねばならぬ。

 

それでも、宝くじが当たるように、

今生で、出逢えるかもしれない。

 

好きなコンサートで、前の席に座ってる人。

本屋のコーナーで、同じ本を探してる人。

赤信号、バックミラーに映る人。

3秒で消えてゆく。

 

急ぎ足で歩いていても、

ゆっくり、のんびり過ごしていても、

一生懸命生きてる貴方を

一生懸命、貴方を思う人が、

いつの日か、きっと、

目の前に現れる事を信じて欲しい。