目覚めた時から、心が乱れている。
まとわりつくような蒸し暑さのせいか、
すっきりしない体調が、不愉快さを産む。
こんな日は、誰とも会わず、
一人で、修復するが良い、
と思っていても、
噛み合わない出来事が起こってくる。
最初から予定も立てず、
想定外を進んでゆくと、
海底のプレートがずれる瞬間に、
大きな揺れが、必ず来るのである。
溜まったイライラが、
小さな事がきっかけとなって、爆発する。
破壊と崩壊がある事は、分析済みである。
では、何故に向かって行くのか?
避ける事もできたはず。
誰かを、何かを巻き込む為に、
人間の醜悪は生まれてくる。
何の得もない、人として徳もない、
自分のためには、決してならない行為と行動。
止められず、止めない自分がいる。
その上、背中を押してくる。
無視、
無関心、
無知、
無口、
自分の中にあるサタン性が、鎌首を擡げる。
抑えてきたことを吐き出す解放
我慢してきたことを叫ぶ官能
常に、
心のどこかに、魔物が潜んでいる事を、
認識せねばならない。