脳の定休日

今日も、また、退屈な日曜日、

寝転んだソファの背もたれに、片足乗せて、

婆さんとは思えぬ格好。

 

ボーッとしてたら、「いい感じ」で、

うつ病傾向が遠のいていく。

何も考えず、雨に濡れる窓を見つめていたら、

心が洗われていく。

 

人は、追い詰められて、限界が来ると、

やけくそで、扉を蹴破る時がある。

開けられた扉の向こうに、

次なるステージが待っている。

 

否定から肯定の風が吹き抜ける。

 

ウイルス感染

非常事態宣言

経済破綻

熱中症

 

次々と、飛んでくる変化球を、

キッチャーのように受け止める真面目な脳。

使い古した脳でも、

事あるごとに、動かし続けている。

時々、ギシギシと音が聞こえても、

お構いなしである。

 

食べている時も、

トイレに行ってる時も

歩いている時も、

無意識で手足が動いてるわけではない。

指示命令は、全てが脳である。

 

今回のような有事の時には

迫りくる不安と恐怖に、

脳は覚醒し、現状打破の処理と

次なる手段を準備する。

 

思い通りに進まぬ現実に、

焦りと諦めの感情が、

脳のシステムを破壊する。

 

過剰なまでのガソリン補給、

踏まないブレーキ

行き着く先で、停止する。

 

「もう、休みましょう!」

神様がせっかくくれた安息日

大いなる「退屈な時間」を、過ごしましょう。

アラームをセットせず、眠りましょう

 

無意識の意識に、自分を委ね、

今日は、「私の定休日」。