サラリーマンがダメなら社長になる?

コロナ渦による経済不振で、

立ち行かなくなった会社が、

多く、売りに出されていると聞く。

 

サラリーマンが当たり前と思っていた、

若者達が、企業家になるために、

会社を買い取り、起業家になると言う。

 

日本は、昔から学歴主義で、

親が、将来を見据えて、

通う幼稚園から、選択する。

 

優秀な大学に入りさえすれば、

未来永劫、約束された人生が送れるとの

思い込みが強い国民である。

 

コロナにより、

見事に、その神話は泡と化したのである。

世界の大企業も、日本国が経営者の会社も、

傾いて来た現状である。

 

賢い若者は、

このチャンスを見逃すはずはなく、

仕える人から、リーダーに変容する。

 

何の事業を起こすかは、其々であるが、

まず、器を買う。

老舗で、価値あるものか、

新しくて、斬新なものかを、

自分の持ち金で、歴史と共にゲットする。

 

名前を変え、業種を変え、登記すれば、

「自分の会社」である。

今日から「社長」になる。

 

ここまでは誰にでもできそうな話。

国のリーダーが、そうであるように、

「なるべき人」がならなければ、

大変な事になる。

 

どれほど優秀であろうが、

どれほどの好人物であろうが、

「リーダーの器を持ち得る人」である。

 

経営者としての能力だけではない。

会社は、私的なものではなく、

公的なものと考えられる人。

他人に対して、一人であろうが、

千人であろうが、お給料を渡せる人。

 

自分の会社が稼いだお金は、

社長である自分のものと、

少しでも、我欲に走れば、崩壊する。

 

働いてくれる人達に、赤の他人に、

惜しげもなく、提供できるかが、

問題である。

 

歴史上の、偉大な経営者を見れば、

「人々の為に、何を成したか」である。