生き残るための創意工夫

コロナ渦の中で、

受け入れ病院のドクターは、

大変だと、つくづく思う。

 

医者でも、サラリーマンなので、

若い時は、夜勤はあるは、給料は安いは、

アカデミックな職業ではあるが、

過酷である。

 

開業医のドクターは、

一人親方なので、自由も効くし、

経営者でもあるので、

患者に人気があれば、御殿も立つ。

 

深刻な疾病があれば、

専門病院に、紹介して気楽である。

ある程度の病院勤務で、経験を積み、

開業に至るドクターは、多くいる。

 

最近のドクターは、

昔の赤髭先生の様に、外科や内科、

産婦人科までこなすひとはいない

貧しい人たちには、無料診療する様な、

既得なドクターは、うまれては来ない

 

介護保険導入以降、

医療専門の中でも、地道な整形外科は、

リハビリや、デイケアなど、

医療と介護を併設できる様になり、

「骨つぎ」イメージの小さな診療所が、

病院に早変わり。

 

皮膚科は、

おできやアレルギーなどの治療が、

女性達には、欠かすことができない、

美容治療を併設して、

シミやらシワ取り、ヒヤルロンサン治療、

ボトックス治療など、

人気の美容クリニックに変身した。

 

そして、これからは、

コロナの検査CPRで、

耳鼻科医院が最先端になっていく。

 

凄まじい勢いで、

世の中が、移り変わってゆく。

「いらっしゃいませ」も言わなければ、

「有難うございました」

も、言わなくてよかった職業の人達も、

創意工夫しなければ生き残れないのである。

 

学歴に頼り、資格に頼ってきた人間も、

過酷な現場の中で、実践してゆく、

 

老も若きも、

頭脳労働者も、肉体労働者も、

正規雇用者も、非正規雇用者も、

皆、等しく、

コロナ渦のなかで、現実を受け止め、

嵐の中を突き進んで行かねばならなくなった。

 

今までに、

辛苦を味わってきた人達の強さが、

発揮される時代になったのである。