2020年を抱きしめて

神無月も、あと数日

神のいない月と、俗語もあるが、

どうあれ、無事に通過する模様。

 

来月11月は、霜月で、

字の如く、冬に突入する。

今年が終わるまでには、

ほんの少しの間があるが、

すべての行事は前倒しで、行われる。

 

ウイルスが蔓延しようが、

戦争が起ころうが、

津波が来ようが、

歴史にのっとった儀式ごとを、

続行するのが日本である。

 

世界の行事ごとまで、引っ張り出して、

ハロウィンやら、クリスマスも、

何故か、盛大に行われる。

「どう言う日か知ってる?」

と、尋ねても、

「そんなん知らんわ!」

と、呑気なもんである。

 

と、言うくらい、

お祭りが好きな民族である。

一つ一つの儀式を紐解けば、

おどろおどろしい意味もあったり、

深い経緯も知ることができる。

 

「そんなの関係ない!」

と、若い人達は、集合し、

楽しんでいる。

そんな姿は、平和な象徴とも言える。

 

今年は、コロナで始まり、

コロナで終わりそうだが、

年寄りも若者も、

他が為に、我慢したり、控えめにしたり、

健康であること、命の尊さを

学ぶ一年であったと思う。

 

そんな貴重な2020年を抱きしめて、

2021年を、迎え撃つことになるだろう。