ありがとうおじさん

一昔前、

「ありがとうおじさん」

と言う人の話が、広がったことがある。

 

実在の人物なのか、どうかは分からないが、

本なども出て、あちこちで聞いた。

 

名前の通り、ありがとう、ありがとうと、

何にでも感謝して生きる事らしい。

そうすれば幸せになるという。

 

その数十年後、

「ごめんなさいおじさん」の話が、

人づてに、聞こえてきた。

 

そのことに詳しい友人に、聞いてみたなら、

簡単に言えば、

良き事も、悪しき事も、

皆自分が想像したり、思い込んだりして、

作り出す念があるとの事。

 

ならば、ちょっとでも悪い想像をしたら、

そんなことを考えた事に対して、

「ごめんなさい」を言えば許される。

そうすれば、幸せになると言う。

 

不穏な時代になると、

あちこちで、妙なるものが出現する。

さすが、

イワシの頭は、拝みはしないが、

まあ、似たり寄ったりである。

 

それでも、

「わらにも、すがりたい」困窮者は、

本気ですがり、虚の世界にはまるのである。

いまでいうところの、

「依存症」であれば、病気であるから、

罪はない。

 

笑えるものから、詐欺の様なものまで、

色々あるが、

どれもこれも、本当かは立証出来ず。

 

本人の取り方次第で、

苦しみから解放され、

悲しみから解き放されれば、

「いいんじゃない?」と、拒否はせず。

 

若い頃の私も、占いが好きで、

特に統計学四柱推命やらに、

興味を持ち、かなり勉強したこともある。

 

運の良い年、月、日にち、

運の良い、数理など、

無意識に、「運頼み」

どこまでいっても、

「当たるも八卦、当たらぬも八卦

 

どちらにしても、

人頼みの「他力本願」

神様も、お願いばかりされたら、

たまったもんじゃない!

 

どうあれ、

人生ここまでくると、どうにもならず、

終わりかけのこの歳では、

「占いやら」は、もはや遅しである。