静かな日曜の朝

遠くで、

飛行機が飛んでいるような音が聞こえる。

真っ青な秋の空に、白い飛行機雲は、

長らく、見てはいない。

 

静かな日曜日の朝が、明けた。

 

昨晩、

46年ぶりに、ハロウィンの夜に、

プルームーンの満月が、遭遇した。

この混沌とした時代に、意味がある。

 

毎朝、

「嫌だー!ギャー!」

と、ママが保育園に連れて行く度に、

泣き叫んでいた隣のヤンチャ坊主も、

もう、小学生になった。

 

道で会うと、

「こんにちわ」

ためらいがちに、ペコんと頭を下げる。

 

言うことが通らないと、

泣き叫んでいた坊やも、

コロナが来ようが、震災が来ようが、

樹木のように、成長している。

 

「頑張れ!坊や!」

と、思わず、応援したくなるほど、

嬉しい。

 

土曜の夜は、遊び疲れて、

ぐっすり眠っている。

ハロウィンの夜に、

🎃の格好して、ドアを叩けば、

どっさり、お菓子をあげたのに・・・

 

静かな朝に、

子供達の未来を、祈っている。