カードも消える時が来る。

「なんか、変?」

「いつもと違う」

病気の諸症状を、見極めは、

日々の、観察から始まる。

 

特に高齢者や、障がい者の人達は、

訴える事が、出来ない。

たとえ、

苦しそうにしても、上手く、伝わらない。

 

仕事柄、

退職してからも、

人の様子や、行動を見てしまう。

 

先日も、散歩中に、

お爺さんが、家の前でへたり込み、

倒れていたので、

「どうされましたか」

と、尋ねた。

 

「そこまで行こうと思ったら、

しんどなってなー!

ちょっと休んだら、大丈夫や。」

と言われたので、その場を離れた。

 

「ほっといて、大丈夫ですか?」

と、一緒にいた人が聞くので、

「自分で、状況判断されてるし、

携帯持たれてたやん!自立です。」

と、判断した。

 

声をかけても、答えられない人は、

助けなくてはならない。

あとは持ち物で、見えるところに、

ヘルプカードや、ブルーカードを

持ってる人である。

 

ヘルプカードは、十字✝️ と、ハート♥️が、

描かれており、外から見ても、

内部障がいなどが、わからない人のカード。

 

ブルーカードは、

医療機関に、自分の持病を、

事前に登録申請するシステムである。

どこで倒れても、

オンラインで医療機関と、

救急車搬送してくれるのである。

 

日本は、

医療保険証、

介護保険証、

後期高齢者証、

障がい者手帳、

数え上げたら、キリがないほど持たされる。

 

本人のiPhoneや、iPadや、携帯に、

全て登録されていれば、

キャッシュレスの様に、便利である。

本人のマイナンバーを、打ち込めば、

飲んでる薬までわかるシステムに、

なるはずだったマイナンバー。

 

誰が言い出したのか、

「プライバシーが漏れる」とか、

「資産が税務署にじゃじゃ漏れ」

など、思わぬ方向に行ってしまい、

助かる命も、助けられなくなった。

 

オンライン化されていたら、

このコロナ渦も、

慌てず、冷静に対処できていたかも知れない。

 

ウイルス感染、地震津波にテロ事件、

何が起こるかわからない世の中で、

私達高齢者自らが、協力して、

スピーディーに、処理できるシステムを

構築しなければならない。

 

近い未来に、

車が空を飛び、

AIロボット犬が、街を見守り、

病気も、オンライン診察に変容する。

 

年寄りだけが取り残される羽目には、

陥りたくはない。