青い扉を開ける勇気

社会的弱者、困窮者、自殺願望の人達に、

「相談窓口」が、行政にも設置され、

NPO法人、民間の悩みの相談など、

情報提供が、さまざまである。

 

誰にでも、人に言えない様な、

悩みは、様々である。

言えるものなら、大したことはなく、

家族、友人に、相談済みである。

 

通信で、三ヶ月ほど、研修すれば、

「心理カウンセラー」もどき、

あるいは、占いから怪しげな宗教に、

引きずりこまれることも、噂で聞く。

 

大学で、専門課程を選択した、

国家試験を通った人でも、

死ぬか生きるかの相談事など、

対応するのは難しい。

 

人生に行き詰まり、

いま、経済的に、肉体的に、精神的に、

困っている人は、どこに行けば、

救われますか?

 

日本の、見事な縦割り行政、

どこの窓口なのかは、分からない。

「ご案内しますよ!」

と、笑って対応されても、気持ち悪い!

 

「どうぞ!どんなご相談ですか」

と、前に書類を置かれて、

切り口上に言われたら、帰りたくなる!

 

軽い人間が、

「解決できなくても、喋ったら、

楽になるやん!」

と、ふざけたことを言う。

「楽になりたくて、ここにはきていません」

と、返したくなる。

 

役所や公的機関の職員が、

首から、資格証明カードをぶら下げて、

偉そうにしてるか、馴れ馴れしいか、

で、対応する人がいる。

「相談員失格の前に、人間失格

 

そうかと思えば、

綺麗事並べて、手をさすったり、

肩をなでたりする、

ペランペランな人もいる。

 

一人の人間の絶望の悲しみを、

尊厳を持って、受け止めてくださるなら、

せめて、

「法律を勉強してください。」

「疾病、難病、障がい者の世界を、

勉強してください」

「何よりも、貴方が、悲しみや苦しみの、

体現者であってほしい」

と、望んでいます。

 

他人でも、今日出会った人でも、

真摯に、向き合ってくださる人ならば、

「青い扉」を、開ける勇気が、

湧いてくるかも知れない。