マスクだらけの異次元の世界。

とっくに、70歳を超えているのに、

どこまでも、懲りない性格である

 

あれほど、裏道はやめようと、

ちょっと、自分に誓ったはず。

それでも、

何故か、裏道を通ってしまう。

 

若い頃から、

「表には必ず、裏がある!」

と、疑う癖があった。

 

笑ってる人は、怒ってる人。

親切な人は、意地悪な人。

お金を優先する人は、こころ貧しき人。

なーんて、考えてしまう。

 

表通りから、右に曲がれば、

裏道のドラマが始まる。

多分、

此処が、異次元への境界線?

 

今にも、雪が降りそうな空模様。

ふっと、後ろを見たら、

数メートル離れて、

黒い野球帽に、マスク姿の初老の男性が

目に入った。

 

気の毒に、

「裏道ドラマの犯人」は、その人に限定!

足を早めれば、早くなり、

ゆっくり歩けば、ゆっくりになる。

恐怖感の中で、こんな時にも、

杉下右京のサスペンスが、蘇る。

 

向こうに見える大通りの、

「ローソン」に駆けこんだ!

と、同時に犯人は消えて、ドラマは終わった。

 

コロナで、当たり前になったマスクは、

凶悪事件の犯人の姿と重なる。

全国民が、みんなマスク!も異様な風景。

一瞬で変容した、異次元の世界である。

 

マスクをつけていない人が、

誹謗中傷される様な裏の世界が、

現実となりました。

 

いつの日か、

マスクを外して、笑顔が見れる日を

待ち望んでいます。