第二のバブル崩壊

35年程前、

金、金、金、

の、バブリーな時代が、あった。

 

働く男達は、

何をしても、乱舞する札束の中にいた。

夜の街は狂気の沙汰である。

 

クレジットカードが、流通し始め、

審査なしで、メガバンクがこぞって、

何枚も作られ、消費は増大した。

 

そして、

帯封ついた「現なま」が、

成功の証の様に、懐に入っていた。

 

狂乱の時代の中で、翻弄される様に、

女も子供も、行き着く先も知らぬまま、

バブルの列車に乗りこんだ。

あっという間に夢は覚め、

バブルは、崩壊したのである。

 

今回、

コロナにより世界中が、経済低迷、

株高を保ってはいるが、

いつ、ブラックマンデーが起きるのかは、

誰にもわからない。

 

世界のお金持ちは、

有り余るお金を持ったまま、

途方にくれている。

投資できる、企業がないからである。

 

お金をじゃぶじゃぶ持っている人は、

儲けてくれる会社に、投資して、

寝ている間に、勝手にお金が増えていく。

 

誰にも、どこにも、

儲かる会社など、ないのである。 

赤字を抱えたまま、

借入、人員削減など進めながら、

静かに維持しているのである。

 

全てが静止している状態では、

お金は動かないのである。

戦争でも起こらない限り、変動はなく、

儲け話はないのである。

 

日本も、

トップ企業である、JALやANA.

が、飛行機を売却し、成田から羽田に

移行され、観光飛行線になると言う。

もはや、救いようがない。

 

経済学の権威の、

竹中平蔵さんが、いみじくも言われた、

「ベーシック、インカム」

 

この制度は、最低限度額支給の案、

究極の選択であり、

「日本は、ここまで来たか!」

と、背筋が、ゾッとしたのである。

 

毎月、均一に、最低限のお金が給付され、

暮らしていく案である。

働かなくても、命は守られ、

贅沢さえしなければ、生きていける。

 

社会主義国家が、取り入れている制度、

私達が、想像を絶する、

第二のバブル崩壊が来ることを、

想定しているからである。

 

日本の民主主義が、壊れ始めている。

この脅威を、回避する方法は、

個人レベルで、思考して、

生き抜く方法を考えるしかないのである。