官能の世界

懐かしい人が、

如何されてるかと、ネットを開くと、

会える時代になった事に、

感動する。

 

ちょっと、巷の有名人なら、

結構、情報は豊富である。

「相変わらずのご活躍!」

と、羨ましかったりする。

 

その反対に、

テレビでは、見損ねていたニュースが、

飛び込んでくる。

変わり果てた姿で、

「〇〇容疑者、逮捕」と、載っている。

 

プライベートな面も、知ってるだけに、

華やかなりし頃を、思い出す。

女性の一生、

こんなにも、恵まれた人がいるのかと、

感心したほどの人が、

どの地点で、落下したのか?

 

ヨーロッパに行くと、階級制度があるが、

日本には無い。

しかし、明らかに、

格差社会を、垣間見る事がある。

 

ザック、ザックと、

お金の音が、聞こえる人に出会うと、

こんな世の中で、

「ここ掘れ、ワンワン!」

なんて、お伽話はないはず。

 

人の財布を測り知るのも、

失礼な事なので、

「触らぬ神に、祟りなし」

感で、見守っていると、

必ず、事件が勃発する。

 

手錠をかけられた姿を見ると、

「こうなる事を、承知の上」で、

辞められなかったのだろうと、推測する。

 

公職を持ち、

高みを目指せるコースが、与えられた、

選ばれし人。

お金に翻弄される前に、

心の中に、小さなヒビが、入っていた。

 

容姿端麗で、お金持ちの女性には、

有象無象のやからが、近づいてくる。

女神のように扱われて、

官能の世界に、はまってゆく。

脳が溶け、魂が溶けてゆく、

恐ろしい世界である。

 

容姿端麗でもなく、

お金持ちでも無かったことに、感謝である。