睡魔との暮らし

晴れているのか、晴れていないのか、

曖昧なお天気である。

寒いのか、暖かいのか、

自律神経にこたえる、不愉快な日である。

 

午前中の一仕事を終えて、

ソファに、横になると、

一瞬で、眠ってしまった。

 

目が覚めると、

テレビの番組が、変わっていたので、

1時間は、眠っていたが、

脳は、覚醒できずにいる。

 

昔、

親しかった友人が、

鬱病になり、不眠症を併発して、

昼と夜の境界線も無くなり、

起き続ける恐怖で、入院した事がある。

 

私の場合は、

夜中に、熟睡できないレム睡眠で、

何度も目が覚めるので、

昼間は、横たわると、うとうとする。

 

お婆さんが、縁側のひだまりで、

こっくりこっくりと、

居眠りしてる様な、のどかなものでない。

 

覚えてはいないが、

嫌な夢を見ていたのか、

無呼吸状態になっているのか、

目覚めが、苦しい。

 

「ああ、スッとした!」

みたいな眠りではないので、不愉快である。

「悪魔」「邪魔」「病魔」などあるが、

そのうちの一つ、

「睡魔」に、取り憑かれてる暮らしである。

 

この一年、

コロナで、引きこもり生活を強いられ、

半分、鬱病の精神状態の中で、

「良く、頑張ってきましたね」

と、自分を褒めてやりたい。

 

最悪の状況の中で、

自分の行為、行動をしっかりと見つめ、

身体や心の不安定さを、受け止め、

「頭がおかしくなってきたかも!」

と、認識している間は大丈夫。

 

たまには、

「スヤスヤ」と、楽しい夢でも見ながら、

穏やかに眠りたいものである。