師走の悩み

明日から、12月、

旧暦で師走と、呼ばれている。

 

誰が走り回るか知らないが、

今年は、走り回れないのである。

 

クリスマス、お正月を控えて、

何とか、コロナ増大を、押さえようと、

苦肉の策を打ち出しているが、

ウイルスはどこ吹く風、

お構いなしに、猛威を奮っている。

 

恒例の、里帰りも、

「今年はやめとこ!」と、妹、

「お正月くらいは、行きたいわ!」と、姉、

と、同じ実家に帰る姉妹家族も、

意見が分かれて、真っ二つである。

 

親の方は、

暇やし、孫の顔も見たい気持ちが強く、

「どっちでも、いいんやけど・・・」

と、曖昧な返事。

 

何が起こっても

昔からの行事は、「したい」のである。

事態は起こり、

家の外では、大変な事になっていても、

ヤッパリ、クリスマス、

やっぱり、お正月。

 

コロナウイルスを、克服すれば、

「いつでも、会える!」

「今すぐにでも行ける!」

時が、来るとは思えずに、

依存症の様に、誘導されてゆく。

 

孫達に、

「今年は、会えなくても、

クリスマスプレゼントと、お年玉は、

郵便書留で送るからね!」

と、潔いお婆ちゃんが、居てくれたら、

私は、嬉しい。