女らしさって何?
「女らしい人」
って、どんな人?と、
改めて、この言葉の意味を考える。
性格なのか、思考なのか、
行為、行動なのか、容姿なのか?
昔は、
「髪の毛が長い」だけで、
「女性」のイメージは、出来上がっていた。
男性を対称にして、女性像が作られていた。
「ポニーテールが可愛い!」
「ミニスカートがいい!」
男性の興味で、
なんの抵抗もなく、流行が生まれる。
私などは、反発心が強く、
「なんで、男のためにせなあかん!」
と、思っていた。
しかし、
当時は、家庭でも社会でも、
「男尊女卑」の傾向が強い時代。
人間関係も、仕事も、
スムーズに活かす為には、
流れに合わし、無駄な抵抗はしない。
と、いうのが、一般的であった。
女性であっても、
一人でいれば、「あぐら」もかくし、
大の字で寝る。
戦後、
「女と靴下は強くなった」
と、言われているが、
ストッキングは確かに、強くはなったが、
女性が、本当の意味で、強くなったかは、
疑問である。
これほど、時代が変われば、
男として、女としてではなく、
人間としての価値観が、必要である。
歴史、文化の中での、
女性の美学は、素晴らしいとは思うが、
内面的な、
女性の美意識や、心模様が、大切だと思う。
日本は、
民主国家であり、
最終的には、個人の権利は勝ち取れるが、
日常の暮らしの中で、
狭い人間関係の中で、
何百年も前の、醜悪な意識が残存している。
近未来、
AIロボットや、宇宙人も、
存在する世界になる。
その時には、
「女らしさ」という言葉は、死語になる。