不幸の安売り人生。
朝から、快晴!
それだけなのに、「幸せ感!」
コロナを味わってから、
いかに自分が幸せだったかを、
「痛感!」
傲慢で、我欲に満ちた人間だったかを、
深く、「認識!」
これも、ダメ、あれもダメ、
まだまだ、ダメ!
と、不幸の安売り人生。
大病もせず、食べるに困らず、
ファションは、着たい放題。
振り返れば、おぞましい過去が蘇る。
あのとき、アホみたいに使ったお金が、
もったいないのではなく、
本当の人間の、堅実な暮らしを、
知るまでに、70年の歳月をかけた。
その無駄な時間があればこそ、
今の、暮らしの中で、
毎日、あふれる幸せ感を味わえる。
当たり前は
手品でも、魔法でもなく、
人の連鎖と、人の労力で、
目の前に、現れる。
家中のゴミをいっぱい捨てて、
「ああー!きれいになってすっとした!」
そのゴミを誰が、運んでくれたのかを、
病気で入院した人を、昼夜を問わず、
誰が、お世話してくれたのかを、
鮮明に見えてきた、人々の働き、
一人とて、必要のない存在などない事を、
嫌と言うほど、
思い知らされた一年になりました。