師走の憂鬱

いつもの年なら、

集大成の12月、

けじめの師走。

 

芦屋大丸地下には、

いつもお世話になってる店が、数軒ある。

比較的、小さなデパートで、

買いやすく、その割にはグレードは高い。

 

定員さんとは顔馴染みで、

購入する物や、数量で、

独居老人は、バレバレである。

 

普段なら、

クリスマスは、デリカのRF1で、

おせちは、吉兆の一人用、

パンは、もちろんビゴのパン、

何も心配することもなく、

のんびり、美容院で、白髪染め。

で、あったはずが、

 

想定外の、師走となった。

予定通りの動きもやる気も、出て来ない。

気持ちは鬱陶しい、

どなたも来ない、

どこにもいかない、

で、「どうすんのん!」

 

今年と来年が、1日だけ日が変わるくらい、

「なんやのん!」

と、開き直る私がいる。

 

物心ついた時から、

形は変容していったが、

どんなときにも、

お正月は、新たなるスタートの日。

パスはない!

 

「せねばならない」

と言う、執着と観念が、

私の心を迷わせてくる。

 

友人達は、

「一人やから、しなくていいやん!」

と言いながら、

年始にはくる子供達家族の為に、

拍車がかかっている。

 

コロナのおかげで、

「あるがままに、生きていく」事を学び、

流されない生き方を知り、

健康でいる感謝を実感した。

 

なので、

傷だらけの2020年を抱きしめて、

静かに、2021年を迎えることになりました。