「行って来まーす!」
言うこと聞かず、
ママに締め出されて、泣き叫んでいた坊やが、
小学生になって、
毎朝、元気な声で出かける。
小さなテラスハウス風ではあるが、
まあ、長屋みたいなもんで、
隣の出入りは、手に取るように分かる。
「行ってらっしゃーい!」
と、心が、見送る。
隣の住居人は、今風の若いご夫婦で、
男の子が二人いる。
案の定、
長男のお兄ちゃんは、大人しくて良い子風。
次男の弟は、勿論、やんちゃなクソ坊主。
保育園に行くのが嫌で、
毎朝、泣き叫けんでいた。
ママも負けてはいません!
「そしたら、行かへんのやね!
分かったわ‼︎」
と言うと、
「イヤー!行くー‼︎」
と叫ぶ。
「ドッチやねん!」
心が、懐かしくて笑ってしまう。
遠ーい昔、子育てしてた幸せな頃が、
蘇る。
最近は、
やんちゃ坊主も、大きくなって、
泣き声が聞こえてこないのが、
ちょっぴり、寂しい!
ママは社交的なのか、
子供達が、学校に行ってる間は、
ママ友の自転車が、玄関に並んでる。
暗いコロナの時代、
若い人たちの笑い声が、
私の心を癒してくれる。
そして、
「貴方達の若さで、コロナを吹き飛ばせ!」
と、願ってる。
子供達は、
「コロナにかかっても、重症化しない!」
世界中の大人達が、パンデミックの中、
子供達は、変わらず元気である。
「神様は、やっぱりいるかも知れん!」
と、思える奇跡であり、感謝である。