連休明けの仕事始めを邪魔するように、
急ぎ足の雪が、降り出した。
チラチラと舞い散る美しい粉雪に、
今年は、感じられないでいる。
ステイホームの約束を、
上回るほどの感染数。
カンカンガクガクと、
ワイドショーのコメンテーターが、
リモートワークで議論合戦。
どれほど、
良い意見であっても、
政府を非難しても、
動かない政府に、虚しく言葉は消えてゆく。
毎日、増大してゆく数字は恐怖であるが、
「医療崩壊」と言われる中で、
悲しいかな、亡くなる人の比率が高く、
かろうじて、ベットが空くことにより、
重症者が運び込まれる自転車操業に、
陥っている状況になっている。
平和が続いた日本のパンデミック。
危機感を味わったことのない人々が、
選ばれし時代が来た。
VRの世界でも、ゲームの世界でもない。
繰り広げられている現実に、
眼を見開き、受け止めねばならない。
人間の力を超えた、本当の恐怖を、
味わい、絶望を経験することが、
未来へのスタートとなる。
朝から報道されている、
「非常事態宣言」も、
マネーゲームの様に、見えてしまうのは、
残念なことである。