神様のいない国

日本では、国民の心の中に、

神様はいない。

 

欧米に行き始めた頃、

人が集まると、神様が議題となる、

ディスカッションに、タジタジとなっていた。

 

いきなり、

「貴女の信じる神様は、誰?」

と、質問されるので、

キリスト教、仏教、信徒など、

基本を、よく勉強した、

 

自ら、導かれたのではないので

嘘はすぐバレるのである。

だから、本当の事を伝えていた。

 

日本には、大きな宗教もなく、

人間が、ともすれば傲慢になり!

新興宗教がいくつもできて、

何人もの「自称神様」が、

信者をとりあい、神様の献上物は、

お金であり、生きた神様はセレブになる。

 

ヨーロッパにも、

騎士道の道がある様に、

日本なら「武士道」「茶道」「華道」など、

道を極めた教えがある。

 

ヨーロッパにも、

ソクラテスの様な哲学者がいたように、

日本なら、孔子孟子などの哲学者の

教えがある。

と、答えると、大喜びする。

 

「人間は愚かなり」

が、魂の中に、嵌め込まれた人たちで、

悪い事が起きれば、教会で懺悔し、

良い事が起きれば、神様に感謝する。

 

だから、

人間に完璧を求めない人が多い。

とにかく、宇宙に行ってみよう!

とにかく、ワクチンを打ってみよう!

「神のみぞ知る」である。

全ての責任は、神様が受け止めてくれる。

 

日本人は、神様がいないから、

すべて、人間が決める。

ワクチンは、

完璧に効かねばならず、

非常事態になれば、

法律を否定すれば、罰金か、禁固刑まで、

決めてしまう。

 

アメリカ、ファースト!大統領は、私だ!」

と、叫んでいたトランプさんも、

国民の前で、演説する時には、

「みんな、愛してるよ!」

と、何度も繰り返す。

日本の政治家で、「国民を愛している」

と、言った人は、未だかつてない。

 

十字架の前では、どれほどの人も、

「愚かなる一人の人間」として、跪き、

首を垂れたトランプの姿に、

内なる神様を見たのである。