紀元前9世紀、
アスリートの苦闘は、
長い歴史を経て、永遠へと続いている。
その苦しみを味わったものしか、
知り得ない、歓喜の世界である。
騎士道、武士道にも匹敵する、
スポーツマンシップに乗っ取り、
走り抜く姿に、官能の世界がある。
ごろつき政治家や、腐敗した官僚、
使命感をなくした者たちの、対角線上に、
命を投げ出して、戦う医療者や、
聖なるオリンピックに向かって、
走り抜くアスリートたちがいる。
ありふれた日常を、
ロマンチックに、魂を浄化する。
真後ろにいる三月の光に、包まれて、
この一年のドラマが幕を閉じる。
人生は、
書き綴られたブログのように、
変容と進化を繰り返す。
新しい時代に、
もう一度、出会えたら、奇跡かもしれない。