㊗️日では無い休日

これ程、祝日の多い国であるが、

「今日から、四日間連休!」

と聞くと、関係のない高齢者まで、

なんだか浮き足立つ位だから、

若者、子供達は、ワクワクと心踊る。

 

元来、真面目で集団意識の強い民族、

普段から、さぼる事なく、

一生懸命、忍耐と努力の日々。

 

今日から嫌いな上司に、クラスメートに、

会わんでいいと思えば、嬉しい!

暑さ、寒さの中、

おもんない仕事や、つまんない勉強、

せんでいいと思えば、楽しい!

 

思いっきり、充実した休日を過ごしたい。

海へ、山へ、買い物、食事と、

それぞれの価値ある時間へ、

「いざ、出発!」

 

だったのは、過去の話になった。

鬱陶しいマスクをつけて、

おおっぴらには、「行ってきまーす」と、

人にも言えず、

行った先でも、体温測られ、会話もできず、

制約だらけの外出となった。

 

世界の中でも、とびきり自由な国、

危険もなければ、テロもない、

お金さえ払えば、何でもオーケー。

 

大人と子供の境界線もなく、

高級ホテルでも、高級レストランでも、

子供達の騒ぐ声が聞こえてくる。

大人顔負けの、高級品を与えられて、

大人の世界に、子供達の姿がある。

 

先人達の必死の努力で、

敗戦国日本は、富と自由を得、

素晴らしい国と変化した。

恩恵も、数多くあったが、

反対に、幾多の弊害も、生まれでた。

 

戦争もなければ、テロも起きない、

守られてきた「安全と安心」は、

風に乗って静かに舞い降りてきた、

目に見えないウイルスによって、

脆くも、崩れ去ったのである。

 

「何で、日本がこんな事になるの!」

と言う前に、

これからの日本は、

何をすべきかを、今、問われている。