まるで、
キツネに騙されたような、
オリンピック一色のお祭り騒ぎ。
開催するまでは、
否が応でも、眼にはいっていた、
政治家達が、一瞬でTVの画面から消えた。
一心不乱に、
自分との戦いに向き合い、
汗と涙のアスリート達。
その姿を見れば、心中複雑ではあるが、
応援してしまうのが、普通の人間である。
こうなる事を、想定しての、
何が何でもオリンピックの開催ドラマ。
「専門家の意見を聞いて」
「国民の皆様の声を聴いて」
「検討します」と言いながら、
密かに、着々と、準備は進められ、
政府の思い通りのシナリオとなった。
失態の連続でも、
何を指摘されても、
こうべを垂れながら笑ってる姿は、
「ジョーカー」と言う映画を、
思い起こさせる。
人間の深層心理のなかで、
お祭り騒ぎの中、
「みんなで渡れば怖くない!」
と、激流の中に、突入していく心理がある。
それが、戦争という、プロパガンダてあり、
危険な行動となってゆく。
一部の番組は別として、
ほぼ、日本のメディアは、国の指示により、
報道を流す。
手のひらを返すが如くの、
オリンピックムードを、毎日のように、
眼に耳に流し込み、洗脳していく。
人々の会話は、コロナから金メダルに、
知らぬ間に移行してゆく。
その影で、
安全と安心の場所で、
「やれやれ、上手くいった!」
と、ホッとしている偉い方達がいる事を、
忘れてはならないのである。
社会の動向をしっかりと把握して、
真実を見ていかなければならない。
成熟した大人の国になる為に、
キツネから貰ったものは、
ただの葉っぱかもしれない。