近代、
命を永らえるための、
科学と医療の進歩はめざましい。
神秘や奇跡など、ないほどに、
宇宙の謎までも、人間は解明した。
人の寿命は、驚く程に伸び、
難病にかかろうが、大病にかかろうが、
簡単には、死なないのである。
発展した医療機器、
停止した内臓を、再起動する人工の臓器。
たとへ、身体の半分を無くすような、
残酷な事故にあったとしても、
自宅で暮らすほどに、回復する。
それなのに、今、
目にも止まらないこの小さなウイルスで、
何故に、
世界は、機能不全に陥ってしまったのか?
そして、
いとも簡単に命を落としてゆくのか?
こうなる前に、
ずっと以前から、
誰にも知られずに、
世界のどこかで、
人間の手で、産み出されていたとしたら、
恐ろしい事である。
人工的に作られた新ウイルスが、
地球上のどこかに紛れ込めば、
自然発生したウイルスと、
まったく、区別はつかないのである。
人が人を救うために作られたウイルス、
そのウイルスから、
ワクチンや、治療薬は精製される。
莫大な資産家と、最高レベルの科学者達が、
力を合わせれば、地球の全てを、
壊滅的に破壊することも可能である。
では、何故に
パンデミックの歴史を
幾度も、超えて、
人は、生き続けてきたのだろう。
脆く、弱い人間の中に、
神様が与えてくれた、たった5%だけの力。
スーパーコンピュータにかけられても、
決して、メモリーにも残らず、
データーにも反映しない、
私達の、「直感的意識」。
一瞬の思考は、高次元に移行する。
自分の命より大切なものを、
探し続けて、見つけることが出来たなら、
未来の、幸せのありかを知る事になる。
世界のどこかに、
科学や医療から見放された人達が、
今も、
存在していることを、忘れなければ、
日本の未来は、あるかも知れない。