若い頃と違って、
出世欲や、金銭欲などは、
歳を重ねていく中で、薄れていく。
だからと言って、
「人生お金では無い」とも、言い切れない。
専門職で、働いていると、
「儲かりまっか?」や、
「ぼちぼちでんな!」など、
そこには触れる要素がない。
しかし、
個人としては、家族もあり、
諸々の、事情もあって、
現実的には、
経済的な事も、無視できない。
有資格者も、
その業界には、かろうじて入門できるが、
必然的に、頂点の資格を狙うため、
受験資格期間と、受験代は、必要となる。
現代の様なコロナ禍では、
日本の社会の先も見えず、
経済が、根底から座屈していく事態には、
お金を持っている人達は、余裕がある。
と言っても、幸せとは限らない。
一流の大学をでて、一流の企業に入るが、
配属された部所で、
苦手な仕事や、苦手な人間に出会うと、
我慢さえすれば、お金は安泰だが、
おもんない人生になってしまう。
人生一度、自由に生きたいと、
好きなことを見つけて、
一匹狼みたいに起業しても、
経営者になるには、甘く無く、
お金に追われて、好きだった仕事も、
嫌いになって、挫折する。
お金が前にちらついて、
追いかけるのも、浅ましい!
お金が、いつも横にあって、
動くたびに、増えたり減ったりも、
気にはなる!
お金は、やっぱり後ろから、
いるだけついて来てくれるのが、安心!
こんなことが言える様になるには、
若い時に、
お金に翻弄されて、大切な人や物を、
失ったことがある人だと思う。
どこまで行っても、
お金は、厄介なものだけど、
命より大切なもので無い事は確かである。
そして、
幸せ、不幸せの基準にはならないのである。