ロシアンゲームのような日々

昔から、天気予報は、

晴れ、曇り、雨と、後は台風くらいしか、

表示はなかった。

 

「線状降水帯」という言葉など、

今まで、聞いた事もなかったのである。

100年に一度の大雨というなら、

高齢者でも、経験がない。

 

天候が、全国的に特別警報、

自分で命を守って!と、避難指示。

コロナ感染が、

全国的に過去最大の感染数。

非常事態宣言状況。

自分で、命を守って!と、自宅療養。

 

一般のニュースも、報道できないほどの、

厳戒態勢に、本来は陥っているはず。

それでも、

大雨、洪水、土砂災害の場所へ向かって、

お盆帰りの列が並ぶ。

働き盛りの若者が、

自宅で命を落としてゆく様を見ても、

休日を、満喫したい家族連れ。

 

足元で、大地が破れるような地震が起こり、

我が家を焼き尽くすほどの火の海になり、

喉を気管切開され、呼吸器が付く時まで、

自分ごとにはならない、

まだまだ、絵空事のゲームの世界。

 

「ロシアンゲーム」のような日々の中、

「まあ、自分は当たらんやろ」と、

思ってて、いいのだろうか?

背中がゾーっとするほど、恐怖である。