お盆も終わり、
ご先祖様達も、この現状を見て、
自分たちの力及ばずで、帰られた。
日本国中、山川あって、
都会自体が少ない、小さな国、
南海トラフでも来ようものなら、
壊滅するだろう。
ご先祖さまの中には、
それぞれ、立派な家系もあり、
歴史ある武将や、貢献された勇士も、
おられただろうが、その子孫であっても、
一滴の血が、残ってるか否か。
私の嫁ぎ先の家系も、
由緒ある家柄?とは、耳にタコができるほど、
姑からは聞かされた。
その割には、我が子には、
それほどの血も表出しておらず、
私の家系の血が、色濃く出ていて、
残念ながら、ただの人である。
若い頃、
友人達と、「嫁ぎ先の条件」の話題で、
資産はそこそこ。
本人の年収が高い。
身長も高い。
同居は、できればなし。
容姿は、二の次、贅沢はいえません。
「あんたは何様、お姫様でもあるまいし」
と、女性特有の、言いたい放題。
しかし、私だけが、
「優れたDNA」が、肝心というと、
皆んなが、「気色わるー!」と、
後退りした。
ドラキュラやあるまいし、
血が欲しいわけでもなく、
凡人の私に足らずのものは、
「賢いDNA」が、必須であった。
その後数十年、
友人達を見渡せば、
条件が揃っていたかは、疑問だが、
ご立派な家系の御曹司も、
今となっては、「ただの爺さん」になった。
子供も、孫も、
「おばあちゃん、おばあちゃん」
で、おじいちゃんは出る幕もない。
何百年の歴史を超えて、
優秀なDNAを持つ子孫が
突如現れるかもと、
今でも、かすかに、期待はしている。