人種差別が横たわっている国

まだ、ヨーロッパに行くには、

飛行機で、20時間以上かかっていた頃、

どの主要国に行っても、

「人種のるつぼ」と言われるほど、

他国の人々が、暮らしていた。

 

イギリスに来たはずなのに、

アフリカ系の人々が、目について、

ここは何処の国なのかとさえ感じた。

フランスに行くと、

美しい金髪のパリジェンヌの人達の中に、

黒い髪のアラブ系の女性達が、多くいた。

 

どの国に行っても、

文化、習慣が違う人種の人達が、

秩序を守りながら、バランスよく、

暮らしていた。

 

その頃からすれば、

今の日本にも、外国の人達は増えた。

しかし、

後進国の人達が、日本に憧れ、

そのために、日本語を学び、

厳しい条件をクリアして、

日本に、やってくるが、

逸脱すれば、即刻、強制送還である。

永住する事は、厳しい国である。

 

国と国民を置き去りにして、

逃亡したアフガンのトップリーダー。

無秩序になった国から、

多くの人達が、アメリカの飛行機に、

着の身着のままで、脱出した。

 

大国は、

追われるようにして、逃げて来た難民を、

受け入れ、保護する義務がある。

G7の先進国では、

唯一、

日本だけが移民、難民を、受け入れず、

真っ暗な大海で、

難民を乗せた船を見つけても、

灯火を消して、救うこともないと聞く。

 

移民、難民を受け入れない、

制度の裏に、「人種差別」という、

深い闇が見え隠れしている。

未だ、国際社会といえない国である。