「逃げて」も、いい。

昔から、

「逃げるは卑怯者!」

「逃げずに、立ち向かえ!」

「現実から、逃げるな!」

親から、先生から、先輩から、上司から、

聞いた風がある。

 

ほっといて!

卑怯者?結構じゃん!

立ち向かえない弱虫?いいじゃん!

現実逃避?何が悪い!

と、密かに思っていた。

 

否定的な意見を言うと、

否定されて、災難が及ぶ。

日本は、

そんな、非常識が、横たわる社会であった。

 

危険な目にあったら、一目散に、逃げる事、

いじめにあったら、学校辞めること、

現実が厳しくて、

頭が混乱したら、何処かへ行っちゃえ、

相手を、嫌いになったら、別れたらいい。

 

「逃げる」も、

前向きに生きる方法の一つ。

「命あっての物種」

大切なものを大切に。

会わなくても、行かなくても、

悪ではない。

 

頑張って入った学校、

やめたって、学びはできる。

苦労して、入った会社、

やめたって、うつ病になるよりまし。

相手と、別れても、

人を恨んで生きるよりまし。

 

いつも、そう思って、

逃げたり、辞めたり、別れたり、

それでも、元気で生きてこれた。

人生振り返れば、大したことはない。

 

一つ失ったら、

必ず、治癒能力が、補正する。

次なる、光が見えて来る。

「命と心」を、抱きしめて、

逃げてほしいと、願っている。