私のカルテ

毎日のブログは、

私が私のために書くカルテ。

少しずつ、頭の中から、

言葉や思い出が消えていく。

 

残すものは何もなく、

近しい人が、

何処かで私を見つけてくれる。

 

幸せな時間など、長くは居座らず、

不幸せな時間が、長く居座る人生である。

 

あちこち、痛い所も増えるけど、

「痛みは生きてる証拠です。」

あちこち、不自由になったけど、

「どうあれ、大地に立てている。」

人にも自分にも、言ってきた。

 

この世から、

親も友人も知り合いも、静かに消えてゆく。

どんなに頑張っても、

後10年生きれば、良しとする。

 

日々、移り変わる心模様を、

小さなカルテに、書き留めて、

笑ったり、泣いたり、怒ったり、叫んだり、

どれも、これも、真実の私。

止まった時間の中で、私が私を記述する。

 

少し、現場から遠のいて、

静かな場所で、見渡せば、

走馬灯の様に、現実を映し出す。

 

もはや、

渦中に、私はいないし、

関わることもないけれど、

目の前で繰り広がる出来事は、

いつか見た私ごと。

 

同じ道を、同じ様に、

通っている人達が見えてくる。

カルテの枚数が、増えていくことが、

今は、楽しみである。