コロナ以前から、
たまに外食に、行くことがあった。
そろそろ、「食べたいなー」と、
懐かしく、思い出す。
もともと、
ワイワイガヤガヤのお店には行かず、
昔から、常連の人たちが通う店。
注文は、いつも同じメニューで、
味は変わらず、「美味しい!」のである。
暮らしの中の、
「衣、食、住」は、
人間の幸せ感を表す、バロメーター。
綺麗なブランドファッション、
高級な美味しい食事、
素敵なお家にインテリア、
人生、
そのために働いている人が、
ほとんどである。
「立って半畳、寝て一畳」の世界は、
もはや皆無である。
世界からは、
「兎小屋」と言われて、
蔑まれたけれど、いまや、
天高く、聳え立つタワマンがステータス。
IT企業のCEOか、芸能人、
若い女性の憧れの職種である。
嫁の座を頂ければ、
最高の「衣、食、住」は、
自動的に付いてくる。
しかし、
有名人は、「文春」に追われる程人気者、
ただの不倫も、炎上すれば人格否定。
社会悪のレッテルはられ、
追放される羽目にも陥る。
出会いもなければ、選ばれもしないけど、
普通の暮らしと、ただの人。
分相応のささやかな幸せでも、
最近は、
安くて、素敵な「衣、食、住」が、
手に入る。
世界には、国を追われ、
着る物もなく、
餓死寸前で、
家もない、
難民が、溢れている。
「衣、食、住」など、どこにもない。
コロナ禍の中でも、
日常は失われず、自由がある。
戦争のない、平和な日本に、
ただただ、改めて、感謝である。