台風14号がこっちに来る。

「あっちへ行く!」

と言ってたはずの台風14号が、

「こっちに来る!」らしい。

 

若い時なら、

台風なんか何のその、

「えい、やー!」で、飛び出した。

 

雨にも負けて、風にも負ける、

不自由な身体に、なってしまったが、

迷うくらいなら、「行っちゃえ!」と、

予約時間に、病院へ。

 

「どうですかー?」と、

娘位のドクターが、

PC見ながら、問診する。

 

聞きたい事を簡潔に問うと、

詳細な説明もなく、まともな解答もなく、

「はい、いつも通りの薬出しときますね」

と、あしらわれた様である。

 

「老化」と「加齢」と「認知症

による機能低下は、

高齢者は、誰よりも分かっている。

 

薬をもらいにきたのではない。

何故、そうなるかのメカニズムを、

教えて欲しい。

 

内科なら、外科なら、

壊れたところも、異物がある無しも、

見れば、納得。

 

レントゲンにも映らず、

身体中探しても、見つからない、

心の病。

心療内科のドクターの治療方法は、

患者の訴えを受け止める事から始まる。

 

抗不安薬抗うつ薬、などの、

安定剤を処方されても、

根治治療にはならない事を、

心閉ざした人たちは、甘受している。

 

台風14号が、追っかけてきたけれど、

雨にも風にも襲われず、無事帰宅!

まだまだ、自立の独居老人である。