数週間、及び、数ヶ月、
資格取得の為に、講習や学校に通い、
晴れて、修了資格者となる。
コロナによって、
暮らしが一転、
一瞬で、首を切られ、仕事を失い、
一念発起して、有資格者を目指す。
資格証を保持すると言うことは、
企業が求めている資格を、狙い撃ち、
選ばれる一方でなく、選ぶ権利も出来る。
資格を欲する企業や事業体は、
人物優先も必要ではあるが、
とりあえず、
有資格者の数が、揃わなければ、
運営できない規則がある。
入口はスルーしたものの、
資格証を胸に、現場に入れられ、
右往左往しながら、
経験を、積み上げていく。
学校や講習で、学んだものは、
頭で学ぶが、現場では通用せず、
「貴方、資格持ってんでしょ!」
と、意地悪な人にも出会う。
上には上の、資格があり、
就業期間をクリアして、
次なる資格に、挑戦出来る。
お金の為、家族の為にと、
資格を取得したが、
知識と技術の世界に、
いつのまにか、
「もっと、自分を磨こう!」
と、使命感も生まれて、奮起する。
遅まきながらも、
自分の力で勝ち得た、有資格者のステージ、
数年経てば、人に教える側に立つ。
厳しく、困難ではあるが、
「自分の力」で、高みを目指す。
知識や技術を習得して行く中で、
人間学を同時に学んでゆく。
有資格者から、
専門的な、プロフェッショナルとなり、
次なる有資格者を生み出してゆく。
数合わせだけの「資格証」ではなく、
国や、人々に、貢献できる、
「有資格者」になって欲しいと、
願っている。