一つ屋根の下で、暮らすには

男性でも、女性でも、

一つ屋根の下で、暮らせる人は、

いないのだろうか?

そう思えば、

なんと、寂しい話ではある。

 

親子、兄弟、姉妹、

血縁関係は、わがままや甘えが出て、

こじれると、手がつけられない。

が、主従関係もあり、

大人なれば、出ていける。

 

夫婦、友人、他人は、

全く血縁関係がないので、

嫌なら、「さようなら」で終わる。

 

住まいは、

個人の憩いの場であり、

唯一のリラックスできる時間、

が、前提である。

 

話したくない時に話しかけられ、

出したものが、共有部分に、出しっぱなし、

行動が早い、遅いも、ズレの一つ。

 

気がつく、行動する、用事は済む。

「それ、するつもりやったのに!」

と、後で、言われても、

「其れなら、さっさとやらんかい!」

となる。

 

逆になっても、しんどい話。

常に、加害者になって、自己嫌悪。

「貴方にばかりさせてしまって、

申し訳ない」と、卑屈になってゆく。

 

私はお料理、

僕は掃除、

私は洗濯、

僕は買い物、

と、役割分担が決まっていて、

其れさえきちんと守れば、

あとはご自由にと、なるが、

 

寄宿舎じゃ、あるまいし、

みんながバラバラでも、

一つ屋根の下で、

「一人じゃなくて、良かった!」

と、思えることが、ハッピー。

 

寝坊して、

起きたら、コーヒーとトーストが、

並んでるのを見て、

思わず「ありがとう」と、感謝する。

 

そんなシェアハウスが、あるなら、

人と暮らしたいと思ってる。