友人から頂いた、
「かぶらのスープ」
温かな冬の味覚を、味わいながら、
出会いを振り返る。
最初は、
「師弟関係」からのお付き合い。
今では、彼女も「先生」になられて、
「同志」に、なった。
久しぶりに会っても、
いつも、そばにいるような人である。
会う度に、
両手いっぱい、お土産下げて、
「これ、美味しいんですよー」
と、私を気遣っての優しさが、
添えられている。
二人は、
私の人生を知らない、
彼女の人生を、知る由もない。
「言わずもがな」である。
ディズニーのアニメ、
「アナと雪の女王」の、アナの歌を聴くと、
いつも、浮かんでくる。
「ありのままの、姿で」
吹く風に、逆らわず、謙虚に、
「ありのまま」に、生きている。
突風の中を、あえて進む私とは、
大違いである。
彼女が、見ている先には、
私が、どうやったって、
行く事が出来ない聖地である。
いつの日か、方向転換して、
彼女の後ろを、歩いていく、
年老いた私の姿が見えてくる。