働く人の命も人生も、大切

以前働いていた職場で、

みんなに嫌われていた男性がいた。

 

「大きな声」と、

会議で、よく「意見」を言う。

後は、「ほたえる」

 

私としては、

「うるさい子やな」

ぐらいに、感じる程度である。

 

会議で、

彼の意見は、ことごとく無視され、

皆、俯いたまま、

意見がテーブルに乗らず、

会議を早く終わらすことしか、

考えてないことに、気づいた。

 

命を預かる職場で、

どんな小さなことも、

「気づき」は大切な仕事である。

たとえ、無駄になる意見であっても、

「貴重な存在」であると、言葉を添えた。

 

その日から、

私も、そちら側に分断されたのである。

 

一生懸命仕事をする人、

色々、意見を言う人、

上司に対して、間違いを提示する人、

が、ボイコットされる、

古い体質の慣習が、蔓延っている。

 

ある日、

「辞職願い出しました!

理学療法士の資格をとります」

と、潔く、去っていった。

 

その後、

「資格取得できました!」

と、嬉しそうに、連絡してきた。

悪意のない、正直者が、

評価される職場に、出会ってほしいと、

願っていた。

 

子供達の「いじめ」の様に、

あからさまではないけれど、

普通の人達が、

巧妙な手口で、邪魔者を消してゆく。

 

最近、

看護師や介護士や保育士の人達の、

犯罪が、報道されている。

 

「命を預かる人たちが、まさか!」

と、びっくりするが、

彼らも一人の人間であり、

外的な要因や、内的な要因で、

追い詰められて、精神が壊れてゆく。

 

「働く人の命も、人生も」大切であり、

職場や会社や学校のなかが、

健全でなければならないのである。