ファッショナブルな貴方のアバター

買ってきた新しいコートが嬉しくて、

「これって、10年は着れそうでしょ!」

と、嬉しそうに、息子にいうと、

 

「母さん、ファッションは刺身や」

食べてチョン、着てチョン、

と言われて、びっくり。

当時、アパレル業界にいた息子の言葉に、

変に、納得。

 

今の時代は、

街には、ファッションが溢れ、

捨てるほどの、衣類のための

リサイクルショップまである。

 

若い人たちの奇抜なファッションに、

驚いたり、呆れたりしたが、

世界中が、

ジェンダーレス」時代に突入。

 

ファッションだけは、

お金があっても、無くても、

唯一、自分の個性や教養を、

表す道具立てである。

 

気分によっては、

ドラマチックなストーリーを、

自分で構成して、楽しめる。

「ねばならない」はクソ喰らえである。

 

マナーを侵してはならないと言う、

法則さえ、境界線が分からなくなった。

世界の大企業が、

職場のファッションにも、

グローバルな考えで、進化して来た。

 

また、住まいに関しても、

持ち家であろうが、賃貸であろうが、

大きくても、小さくても、

個人の思考、機能性によっての、

暮らし方の方法論である。

 

車や、バイクや、自転車も、

本人の健康状態、時間のロスと、

利便性を考えた、家電と一緒。

 

もはや、

暮らしの根幹である、「衣食住」は、

差別の対象では無くなった。

 

自分を表出するための、ファッションは、

憂鬱な時には、

元気付けるために、明るい色を、

交感神経が、過剰な時は、

スタンダードな落ち着いた色を、

私を演出するには、手っ取り早い。

 

ファッションだけは、

規制され、批判され、差別されてきた、

偏見の世界から、

自由なる未来に向かっている。 

 

悲しみが

ガラス越しに見える社会の中で、

貴方のファッションが、

人々を元気にできるかも知れない。

 

もっと、未来には、

ファッショナブルな、

「貴方のアバター」が、街中を歩いている、

世界になる。