尊厳を忘れずに、付き合う。
男と男、女と女、男と女、
お互い、事情があって、
会話が食い違い、口論になる事がある、
どちらかが止めなければ、
収まりがつかないが、
一線を越え出すと、負のスパイラルになる。
若さゆえ、
そのまんま「さようなら」もあるし、
年を重ねていれば、
頑固さが邪魔をする。
しかし、
心のどこかに、人に対する尊厳があれば、
口論の発端、原因が見えてきて、
大した目的ではなかった事に気づく。
「どっちになっても、命に関係ない」
と言う話であれば、
一瞬で、方向転換できる。
口論は、
目の前にある問題点ではなく、
人間の内面的な問題である。
私には私の事情があり、
貴方には貴方の事情もある。
相手に対する、リスペクトがあれば、
言葉が変わってくる。
お互い、何が正しいかはわかっていても、
自分が納得するまで戦おうとする。
本当の戦う相手は、目の前の相手ではない。
自分の中のトラウマや、
不愉快な過去の出来事、
冒涜された思い出が蘇り、
仕舞い込んでいた、ストレスや怒りが、
目の前の相手に、向かってしまう。
傷つけあう言葉で、
大切な人を失う悲しみを、
もう、繰り返してはいけないのである。